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私たちのお届けする漬物は、園芸王国高知の高知市春野町で生産された野菜を中心に、国内優良産地で採れたものを使っています。
特に「弘岡かぶ」(高知市春野町弘岡地区だけで採れるかぶ)や「菜の花」「茄子」に代表されるように地物の春野で採れた旬の野菜を使います。これは、私たちのお届けする漬物が、「安心」で「安全」であることが私たちの目で確認できるからです。季節によっては、私たち「つけもの屋(土居食品)」の敷地内で私たちが育てたお野菜をそのまま漬けているものもあるんです。
素材にこだわることによって、きっとお客様の「おいしい」につながると心から願っています。
素材の野菜が加工工場へ運ばれてから、漬けられ出荷されるまで約40名の漬物職人が、ひとつひとつ漬け込む野菜を職人の目と触感で確認しています。
「白菜」などはひとつずつ包丁を入れていきます。そうすることによって、中に1枚の不良葉さえも見つけることができます。工場長自らが全部の白菜に刃を入れ、その白菜が漬物に適しているのか見極めています。
稀に葉にむしがいるときがあります。(実はむしがいる事は元気でおいしい野菜の証ですが...)そのときは、工場内の職人みんなでその日に入荷した野菜にむしがいないか時間をかけてチェックします。機械任せ、薬品任せには絶対しない、私たちの厳しく当たり前の「安心」へのこだわりです。
漬け込むとき、ひとつひとつ触りながらその野菜と会話をします。「元気?」「おいしい?」と。返事が返ってこない果実系野菜はその場で中を割ってみます。やはり痛みが出ています。職人でしか会話のできない「安全」への追究。
「お店で手にとってもらえる喜び」と「食卓での笑顔」が私たちの喜びです。そのためには少しの妥協・気の緩みも許すことはできないのです。
漬け込まれ出来上がった漬物は、いったん洗浄・味を整えパック詰めされ出荷されていきます。ここで40余年の漬物職人が、「つけもの屋」の味を吟味します。
その職人の舌が許されなければ出荷ストップです。そのことで、「つけもの屋」の漬物を置いて頂いているお店には大変なご迷惑をおかけしましたが、これも「おいしい」への厳しく、当たり前の選択です。
おそらくその微妙な味の差を感じるのは、20年の職人でもごくわずかです。しかし、「食卓の安心と笑顔」のため妥協した味はお届けすることはできません。